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前沢豆腐主人
小勝 等さん


旧舘岩村出身。
高校卒業後、洋食のコックとして全国をまわる。
地元に帰り、 結婚後、川絹の和泉屋豆腐店で豆腐作りを学ぶ。
伝統の味を引き継ぎ、2年前に前沢豆腐店をオープン。
現在はほぼ毎日休み無く豆腐を作る。

美味しい水に戯れる豆腐達。
水を得た魚のように、一層活き活きとして見える。

普通の豆腐より大きめなサイズの前沢豆腐。
型は特注だそうだ。
一口食べると、その味の濃さに感動する。
久しくこんなに美味しい豆腐は食べていない。
濃厚な豆の香りが鼻をぬけたあと、
舌の上に優しく広がる豆の甘み。
まるで卵の黄身のようなコクが存在する。

豆腐は一丁210円。
豆乳は100円。
おからはサービスでつけてくれる。

ちなみにこのおから。
卯の花にして食べてみた。
豆腐同様に豆の味がしっかりして美味しい。

小勝さん一人で作れる豆腐の数は一日100〜120丁。
この数が限界だという。

さらに小勝さんは豆腐の配達をしている。
そこには村の高齢化を配慮した、小勝さんの優しさがある。
美味しい豆腐を配達してくれるということが口コミで伝わり
何十件もの前沢豆腐ファンが配達を心待ちにしている。

「やっぱり美味しいって言ってもらえると嬉しいよね!」
人懐っこい優しい笑顔で話す小勝さん。
人柄の良さが顔からにじみ出ている。

「美味しい豆腐作りに美味しい水は欠かせない」

小勝さんの情熱と美味しい水とが作り出す前沢豆腐。

小勝さんは今日も前沢豆腐ファンのために豆腐を運ぶ。

 
 


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