只見町は、福島県の西南にあり、新潟県に接しています。水の郷只見町の名の通り、尾瀬沼に源を発する只見川の流域にあり、また日本でも有数の多雪地帯です。年間の降雪累計が20メートルを越すこともあり、その豊富な雪解け水は電力の源になりました。戦後只見川に数々の発電所がつくられ、ダム式としては日本一を誇る田子倉ダムをはじめ、5箇所のダム(発電所)があるダムの町です。
また747km2ある面積の94%を森林が占める緑の郷でもあります。なかでも「恵みの森」はブナ林を主とする森ですが、林野庁より保護林「郷土の森」として国内最大の470haの保護指定を受けています。鉄道では、今も定期的にSLが走っています。ダム沿いを走るJR只見線は「冬景色のきれいなローカル線」第3位にも選ばれるなど、その美しさでも人気があります。
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