「ここの水は豆腐作りに最適なんだよ。」 そう話す店主・小勝さんは、もと洋食のコックさん。 脱サラ後、 旧舘岩村の川絹にある和泉屋豆腐さんに弟子入りし、 2週間の修行期間を経て、2年前に豆腐店をオープン。 「修行といっても見てるだけなんだ。作らせてはもらえない。だから修行が終わってからが大変だった。失敗という失敗は全部したよ。」 小勝さんの研究は続いた。 くる日もくる日も豆腐を作り続けた。 それでもさすがもとコックさん。勘がいい。 今では立派な豆腐職人だ。